唇の色は生まれつき? ― 素の色が濃いと感じるときの見分け方
友達の唇と並べてみたとき、自分のほうが色が濃い気がする。子どもの頃からこうだった気もするし、最近になって濃くなった気もする。「生まれつきだから仕方ない」と片づけながら、どこかで引っかかっている。
素の唇の色は、人によって本当に違います。そして「生まれつき」と思っている色の中に、あとから変わった部分が混ざっていることも少なくありません。この記事では、その二つを見分ける手がかりを整理します。
素の唇の色に「正解の色」はない
唇の色は、薄い角質層ごしに透けて見える血の色と、そこにあるメラニンの量が重なって決まります。肌そのものの色が人によって違うように、唇のメラニンの量や、血管の透け方にも生まれつきの差があります。
POINT
濃い・薄いは「個性」の幅の中にある
肌の色がもともと濃い方は、唇の色も濃く見える傾向があります。血管が透けやすい方は赤みが強く、透けにくい方は落ち着いた色に見えます。どれも体質の違いで、どれかが正しい色というわけではありません。唇の色の仕組みは[唇の血色が悪く見える5つの理由](/column/lip-kesshoku-warui)で詳しく解説しています。
まず大事なのは、生まれ持った色は直すものではない、ということです。変える必要もないし、隠さなければいけないものでもありません。気にしてよいのは、あとから積み重なった部分のほうです。
生まれ持った色と、あとから変わった色の見分け方
はっきり線を引くのは難しいのですが、いくつかの手がかりで「どちら寄りか」を考えることはできます。
| 手がかり | 生まれ持った色に多い | あとから変わった色に多い |
|---|---|---|
| 昔の写真と比べる | 子どもの頃から同じトーン | ここ数年で濃くなった |
| 色の広がり方 | 唇全体が均一に濃い | ふち・中央など一部だけ濃い |
| 左右差 | ほとんどない | よくこする側・噛む側が濃い |
| 季節との関係 | 一年中あまり変わらない | 夏のあとに濃く感じる |
| 家族との比較 | 親やきょうだいも似た色 | 家族とは違う色 |
とくに多いのは、ふちだけが濃いケースです。唇本体はそれほどでもないのに、輪郭が影のように濃く見える。こちらは落とし方や塗り方の癖と関係が深く、唇のふちだけ黒ずむのはなぜ?に分けてまとめています。
あとから変わった色が混ざっているサイン
- 10代の頃の写真より、今のほうが唇の色が濃い
- ティントや落ちにくい口紅を、何年も毎日使ってきた
- クレンジングで唇を左右にこすって落としている
- 皮むけをはがす癖がある
- 唇用の日やけ止めは使ったことがない
- 唇を噛む・なめる癖がある
当てはまる数が多いほど、生まれ持った色の上に、あとからの色が重なっている可能性があります。逆にほとんど当てはまらず、家族とも似た色なら、それはあなたの唇の個性として受け止めていい色です。
ケアより先に、医療機関に相談したいとき
唇の色の変化の中には、肌の手入れではなく体からのサインのことがあります。次のような場合は、セルフケアやサロンより先に皮膚科などの医療機関にご相談ください。
- 数週間〜数か月のあいだに、急に色が変わった
- 点のようなしみが、唇だけでなく口の中や指先にもある
- 一部が盛り上がっている・形がいびつ・出血する
- かゆみ・痛み・ただれが続いている
- 紫っぽさが強く、息苦しさやしびれを伴う
どこに相談すればいいか迷ったときの考え方は唇の黒ずみ、どうする? ― セルフケア・皮膚科・サロンの選び分けに整理しています。
元の色を受け入れて、積み重なった分に向き合う
素の唇の色について考えるとき、momotoneは「元の色に戻す」ではなく「これ以上ためない」を基準にしています。生まれ持った色はそのままでいい。そのうえで、こする・乾かす・日に当てるといった刺激を減らしていく。それがすっぴん唇の色 ― 塗っていない時間の自分を、好きでいるためにで書いた、すっぴん唇美容の考え方です。
毎日のケアで担当できるのは、これから増える刺激を減らすところまでです。すでに積み重なった色味に向き合いたい方には、サロンでのケアという選択肢があります。momotoneのリップケアプログラムは、唇の薄い角質層に合わせた専用ジェルを使う約20分の施術で、角質ケア・補水・専用ジェル・LED・ホームケアの提案までを一連で設計したサロン専売のメラニンケアです。施術の流れは唇のくすみ・ふちの黒ずみケアを、全体の仕組みはメラニンケアとはをご覧ください。※結果には個人差があります。
この記事のまとめ
- 素の唇の色は、血の透け方とメラニンの量で人それぞれ。正解の色はない
- 生まれ持った色は個性。直すものでも隠すものでもない
- 昔の写真・広がり方・左右差・季節・家族との比較が見分けの手がかり
- ふちだけ濃い・最近濃くなったは、あとからの刺激が重なっているサイン
- 急な変化・点状のしみ・盛り上がり・出血は、ケアより先に医療機関へ
- 目指すのは元の色に戻すことではなく、これ以上ためないこと


