リップケアの正しいやり方 ― 朝と夜で変える順番と頻度
リップクリームは持っている。気づいたときに塗ってもいる。それなのに、唇の調子が変わらない。そう感じているなら、足りないのはアイテムではなく手順かもしれません。
リップケアは「塗る」という一動作だと思われがちですが、実際には落とす・整える・守るが順番に並んだ流れです。そして朝と夜では、やるべきことが違います。この記事では、順番と頻度という地味な部分だけを扱います。
朝と夜で、リップケアの役割は違う
同じリップケアでも、朝は「これから受ける刺激から守る」ため、夜は「その日に受けた刺激を持ち越さない」ためのものです。目的が違えば、やることも変わります。
| 朝 | 夜 | |
|---|---|---|
| 目的 | これから受ける刺激から守る | その日の刺激を持ち越さない |
| 主役 | UVカット機能のあるリップ | 落とすことと、うるおいを抱えたまま眠ること |
| かける時間 | 10秒でいい | 1分あると変わる |
| やらないこと | 乾いた唇にそのまま色をのせる | 色を残したまま寝る |
多くの方が朝だけで終わっています。ところが唇にとって条件が厳しいのは夜です。眠っている間は口が開きやすく、寝室は乾燥しやすい。そこへメイクの色が残っていれば、刺激を受けたまま数時間が過ぎます。
夜のリップケアは、この順番で
- ① 落とす ─ ポイントリムーバーを含ませたコットンを数秒あててから、こすらずオフする。拭き取りシートで往復させない
- ② 確かめる ─ コットンに色がつかなくなるまで。1回で無理に落とし切ろうとしない
- ③ 保湿する ─ 唇のキワを越えて、ふちの外側1mmまで。縦じわに沿って縦方向にのせる
- ④ 抱えて眠る ─ 乾燥が強い時期は、その上から少し厚めに重ねて膜をつくる
ポイントは①と③のあいだに角質ケアを挟まないことです。落とした直後の唇は無防備で、そこにスクラブを重ねると刺激が二重になります。角質ケアを入れるなら、別の日のお風呂上がりにしてください。
POINT
「寝る前に塗る」が効く理由
唇には皮脂腺も汗腺もほとんどなく、自分でうるおいの膜をつくれません。日中はこまめに塗り直せますが、就寝中の数時間は塗り直しができない時間帯です。ここをどう過ごすかで、翌朝の状態が変わります。夜のリップケアは、時間がいちばん長く効く場面です。
頻度を間違えると、逆に負担になる
リップケアで唯一「やりすぎ」が起きるのが角質ケアです。皮むけが気になるほど、スクラブの回数を増やしたくなります。ただ唇の角質層は約3〜5層。通常の皮膚の半分以下しかありません。削る前提のケアを繰り返せば、守るものが減っていきます。
- 保湿 ─ 1日に何度でも。乾いてからではなく、乾く前に薄く
- UVケア ─ 日中は毎日。曇りの日も、季節を問わず
- 角質ケア ─ 多くても週1回まで。皮むけや荒れがある日はやらない
- 落とす ─ 色を使った日は必ず。使わなかった日も、洗顔のついでに軽く
やりがちな間違いチェック
2つ以上当てはまったら、手順を見直すタイミングです
- リップクリームを横方向にこすりつけて塗っている
- 唇のメイクは洗顔だけで落としている
- 皮がむけたとき、指や歯で剥がしてしまう
- スクラブを週2回以上使っている
- 夜は何も塗らずに寝る日がある
- 乾いてから慌てて厚く塗っている
どれも「良かれと思って」やっていることばかりです。リップケアは足し算より引き算が効きます。こすらない・乾かさない・守る。この3つに手順を寄せるだけで、唇が受ける刺激は確実に減ります。刺激がくすみにつながる仕組みは唇がくすむ5つの原因と、今日からできる習慣で、体のどの部位でも起きている共通の流れはメラニンケアとはで解説しています。
手順を整えても届かないものがある
順番と頻度を整えれば、これから増える刺激は減らせます。一方で、すでに蓄積した色味は毎日のケアの守備範囲の外にあります。そこに向き合いたい方には、サロンでのケアという選択肢があります。momotoneのリップケアプログラムは、唇の薄い角質層に合わせた専用ジェルを使う約20分の施術。角質ケア・補水・専用ジェル・LED・ホームケアまでを一連で設計した、サロン専売のメラニンケアです。詳しくは唇のくすみ・ふちの黒ずみケアをご覧ください。※結果には個人差があります。
この記事のまとめ
- 朝は守るため、夜は持ち越さないため。役割が違う
- 夜は 落とす → 確かめる → 保湿 → 抱えて眠る の順
- 落とした直後に角質ケアを重ねない。刺激が二重になる
- 角質ケアは多くても週1回。保湿とUVは毎日
- 足すより引く。こすらない・乾かさない・守るに寄せる


